
今回は、少年野球の遊撃手の守備課題10項
+遊撃手の2塁牽制のテクニックを深掘りしてみます。
一般的に遊撃手と言えば、
どの世代でも運動能力の優れた動ける選手が守るポジションです。
ですが、カラダが動くばかりで、がむしゃらに動きすぎ
″慌てん坊″のイメージになってしまう遊撃手が非常に多くいます。
そこでコーチに、「次のプレーを予測・準備しなさい。」といわれます。
???何を準備しておけばいいのでしょうか???
具体的な守備課題10を明記して
練習でできるようになって欲しいと伝えていました。
コーチは選手にノックを打ったり、打撃投手をしたりする時に
できる限りのいろんな状況設定をすることが

フリーな練習とうまくミックスしたいものです。
遊撃手守備課題10項 2塁牽制方法をパパコーチに詳しく解説
ポイント
- ゴロの捕球から送球:「投げやすい型で取る」
- 後ろのフライ:「テニスボール&ラケットで感覚を養う」
- 3塁後ろのフライ:「サードは後向き、ショートは横向き」
- 挟殺ランニングスロー:「近い距離は、利き手と同側の足を前に踏み出して投げる」
- 複数走者の挟殺プレー「重要なのは眼の動かし方・顔の向き」
- 3走/2・3走/2走:「ゴロ捕球後、走者を牽制後に1塁送球」
- 中継プレー:「先ずは自分の入る場所は、自分でみること」
- 1-6-3のダブルプレー
- 32.5mワンバウンドスロー:「対角線を正確なワンバウンドスロー」
- 2塁牽制:「2人以上で完成させる芸術作品」
10項の中で、文章化が困難な2塁牽制の動き方ですが、わかりにくくならないように
少しがんばって解説していきます。
2塁牽制の動き方を詳しく解説(うまい牽制にうまいショートあり)
2塁ランナーの眼の動きを観察しよう。

走者の視野をイメージできればここからの解説は理解しやすいと思います。
経験値の低いランナーは、牽制アウトならないために注意していますので、こんな動きをします。
- 1(投手)、6(遊撃手)、4(2塁手)、2塁ベース、4箇所を顔を動かしてキョロキョロ見ている。
- 1(投手)、2塁ベース、2箇所を顔を動かして見ている。
- これら全てを顔を動かさずに、同時に観察する方法を身につけていない。
2塁ランナーの顔の向きから、何を見ているかを観察せよ
キョロキョロしている選手は、4箇所(投手・遊撃手・2塁手・2塁ベース)を顔を動かさずに確認できないので、
- 投手を見ている。→→→→→→→→→遊撃手・2塁手・2塁ベースの位置・動きを感じていない事が多い。
- 2塁ベースを見ている。→→→→→→投手・遊撃手・2塁手の動きを感じていない事が多い。
- 遊撃手を見ている。→→→→→→→→投手・2塁手・2塁ベースの位置・動きを感じていない事が多い。
- 2塁手を見ている。→→→→→→→→→投手・遊撃手(2塁ベースの位置)動きを感じていない事が多い。
ということになります。そのスキを付く動きを考えていきます。
- 投手を見ている。→→→→→→→→→→→→牽制すれば2塁に戻ります。
- 2塁ベース・2塁手を見ている。→→→→→投手・遊撃手の動きを見えていません。 (※牽制アウトを狙えます)
- 遊撃手を見ている。→→→→→→→→→→→投手・2塁手の動きを見えていません。 (※牽制アウトを狙えます)
1と2のランナーには、遊撃手はカラダを近づけない方が、自分の位置を知られにくい事になります。
3のランナーには、カラダを近づけないほうが、離塁を大きくしやすくなります。
遊撃手は、ランナーの右後方に少し離れて立ち、牽制に入られる警戒心をゆるめましょう。
ランナーがリードを大きくしやすくなったところからが勝負です。

ランナーの警戒心を緩めてリードを大きめにさせる。
ランナーの油断を後ろから観察できる。
その点からいって遊撃手は、2塁牽制のサインを出す役割をするべきです。
(遊撃手だけがすべきという限定的な考えはありません。)
投手の2塁牽制技術&遊撃手・2塁手のタッグ(タッチ)ははじめは個別に指導する。
①投手の2塁牽制の技術は
- 前回り
- 後回り
- 足上げ前回り(正確な動作作りが重要。素早さは必要ありません。)
- ストレッチ
- 出鼻
数種類の動作・タイミングを訓練しますが、
正確に・素早く投げられる得意技を作ります。
それぞれコツがあるのですが(ここでは省略します。)
②遊撃手・2塁手は2塁ベースから離れた(ランナーが油断しそうな距離から)全力ダッシュで走りこんで
捕球タッグの一連の動作を作ります。
①②がそれぞれうまくいくようになってはじめて合わせて技として作り上げます。
なぜそれぞれの技量にあわせて作りこまないのかというと
未熟な技の掛け合わせは、公式試合ではほぼ無意味なものになり、大きな失敗として傷を広げるだけだからです。
練習でできないことは、公式試合ではできません。
お試しは、練習試合でチャレンジです。
できる技を磨き上げ、失敗を恐れずにできる技で勝負する。
2塁牽制を完成形にする。【観察し、動きを最小限に、勝負する】
遊撃手が2塁ベース上に入るタイミングで、投手の2塁牽制球がくるようにする。
投手の2塁牽制の動き
- 前回り
- 後回り
- 足上げ前回り(正確な動作作りが重要。素早さは必要ありません。)
- ストレッチ
- 出鼻
遊撃手の2塁牽制の動き
- 走者に牽制球の気配を悟られないように「気配を消す・動きを減らす」
- 走者の頭の向きから眼の動きを観察する
- 走者の右後方から、※走者の特徴にあわせた動き出しのタイミングで
- スタート一歩目でベースの位置を確認し、
- 捕球タッグ(タッチ)をする
(習熟度をによってサインプレーに捕手・2塁手・外野手が加わる戦術まで仕上げます。)
サインプレーをやれる場面だと、かかわる選手がみな感じている時に、成功した牽制アウトは
爽快な一つの芸術作品です。
「次のプレーを予測・準備しなさい。」って言われなくても、「もう先に閃いてます。」

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