お父さんコーチに伝えたい【少年野球指導マニュアル】「小学生バッテリーがスクイズを見破る方法」

今回は、小学生のレベルでは少しハイレベルかなぁ?
でも、投手はコントロールにある程度評価ができ、
捕手は敵チームの作戦を考えてプレーすることができるようになってきたら
必ず指導していた技です。
中高生なら必要な技だと思いますが、
以外と言っては失礼ですが
深く考えてプレーしていない盲点のようなプレーですので
中高生も、頭の中の整理になりますよ。
では、
息を吞むような一瞬、阿吽の呼吸が必要な、鳥肌が立つ緊張感
こんな場面に立った時、
- 準備を繰り返してきたか!
- 何をすべきかわかっているか!
は、勝利を目指している賢明なチームには必須です。
しかし、どう対処して、どう試合で展開させれば効果的かは、
正解は一つということはないです。
ですが対処法のひとつとして、練習ではチームの習熟度にあわせて、
走者2・3塁の攻防(走者1・3塁の攻防)を練習しました。
長時間になったり、短時間で確認したり
緊張感のある練習にしたいとき、良く用いました。
スクイズを見破る方法(無死or1死、走者3塁or2・3塁or満塁の場合)
(捕手編)
- アウトコースにミットを構える。
- 投手がゆっくりと足を挙げる際に、3走と投手をできる限り見る(同時に、両方を、ぼんやりと見る)
- 3走が走らないなら、アウトコースでストライクを取る(3走が走ったらはずす。)
3走と投手を同時に見て観察することができますか?
(投手編)
- 投手は、足をゆっくりと上げて3走の動きをうかがう。ゆっくりと足を下ろして更に3走の動きをうかがう。
- 3走が走らないなら、アウトコースでストライクを取る(3走が走ったらはずす。)
- 3走が早めに走ったら3塁牽制球
バランスを崩さずにゆっくり足を上げて・下ろして、投げるべき場所に投げられますか?
実は、たったこれだけなんです。
捕手ココがポイント
①3走と投手を同時にぼんやり観察する(周辺視野という視覚機能)
②当たり前ですが、必ず取る
投手ココがポイント
①一本足できれいに立つ、足はゆっくり上げて・ゆっくり下ろす。
②3走を観察する
③投げるべき場所に正確に投げる
しかしながらこのプレーは、駆け引きの奥深さや細かいプレーの基礎ができていないとその後のミスプレー満載💦💦です。
- 投手が足をゆっくり挙げてバランスを崩して、(ボーク/ストライクが取れない/3走に惑わされる)
- 走者が走っていないのに、(捕手が立ってしまう/大きく外してしまい投手が暴投/3塁牽制ばかりする)
- (ストライクを投げ安打される/外したのにスクイズを決められる)
- 走者を三本間で挟んだがアウトがとれない。
ここから練習課題に翻弄される日々がはじまるのです。
難易度の高い練習は、当然ながらミスプレーの宝庫です。
その練習課題の宝庫から、練習で補えるプレーの順位を見極めないで練習を続けると
練習過多の原因になったりする野球あるあるも感じます。
技術の習熟度をあげるプロセスを練習の中に取り入れていない練習をしてしまう事が多くあります。
なんとなく
- お決まりのキャッチボール
- お決まりの素振り練習
- お決まりのノック・守備練習
ここにも変化を加えていきましょう。
- 実践的なキャッチボールになる工夫
- 実践的な打撃練習に近づく素振りの工夫
- 実践的なノック・守備練習の工夫
強いチームを育てることに定評のあるコーチのいるチームには
小さくても大切にしている約束事があるはずなんです
だからこそ、パパコーチの皆さんは、
プロ野球コーチ以上に悩み・考えるんですよね。
投球法研究室で投球練習をしてみたい方、野球の練習法を考えてみたい方もご相談ください。初めての方、歓迎です。お電話お待ちしています。