
今回は、キャッチボールの際の、肩肘への負担の軽減に繋がる
フットワークについて書いてみたいと思います。
【野球の基礎は、本当にキャッチボールなんです。】
だからこそ、キャッチボールをしているときに、
自動的に(オートマチックに)、美しい動作になってしまう。
自動的に(オートマチックに)、障害予防になってしまう。
負担の軽減の仕組みづくりを指導方法として取り入れ、
可能性を広げやすい練習環境で育成をしていただきたいと思います。
野球肘などの投球障害予防に繋がるフォームを作るフットワーク
👣ステップワークで上半身の動きまでを完全にコントロールすることは
できるはずがありませんが、
基礎的な動作は、
各身体パーツの動きで指導していくわけですから、
投球法指導をしていく際に、注意しているポイントとして、
理解していただきたいと思います。
キャッチボールを繰り返すときに
- 小さくジャンプして
- (右投げは)右足で着地した後
- 一連の動作で投げる
素早く投げるには
小さなジャンプ後の一連の動作で投げる事によって
投げるまでに時間が短いので、
左足の動かし方は
【膝関節屈曲位・股関節内旋位で並進運動をおこなわざるをえないように多くの場合はなります。】
このようなフットワークで投げることによって
(良い意味で)早い動作は、無駄な動作を削減する事になります。
フットワークが改善されると得られるであろう相乗効果
投球する腕の振りは、
- コンパクトになる
- 足を運ぶスピードに対応したスピードを得ることができる
そのため、障害の原因となりやすい
- 加速期の肘の屈曲角度が大きくなり過ぎる
- コッキング期(テイクバック)の際、手関節が背屈してしまう
→→→という動作が行われにくくなり、大き過ぎる腕の振りが制限できます。
加速期の初期:肘関節は、屈曲位で脱力している。
コッキング期:手関節は脱力して、軽度屈曲位。(前腕は中間位or軽度内旋位)
コッキング期:手関節は脱力して、軽度屈曲位。(前腕は中間位or軽度内旋位)
キャッチボールの基本型「捕球時に、投球腕と同側の足を、一歩前に出す」
⇒捕球時に投球腕と同側足を一歩前に出す。
前項でも説明した型に、
足が動くようになってしまう仕組みづくり。
- 捕球時に、(右投げ)右足を、つま先ではなく「かかとを若干前に出すように」踏み出す。
- 右足の踏み出しは、クロスオーバーステップor左足に近づけるサイドステップ。

踏み出し直前までキープされます。(膝が開かない)
23m(塁間)をノーバウンドで投げるには
先ずは、塁間を正確にキャッチボールできるようになりましょう。
小さくジャンプして勢いをつけてなげれば良いんです。
ココがポイント
大きく腕をつかっては止めましょう。 < ジャンプの勢いで
サイドステップジャンプなら勢いを大きくできます。
23m 以上の距離はワンバウンドで投げる。
23mをノーバウンドで投げられたら、32.5mワンバウンドスローは無理なくできるようになる。
練習グラウンドに白線を引いて無理なく投げられるか、確認しましょう。
23mを胸に向かって強く投げられるようになったら、
そのままの高さでワンバウンドさせてみる。
ツーバウンドはどのくらいの距離でしょうか❓
対角線をワンバウンドで投げられれば
プレーの正確性は増し、野球にならないなんて言われません。

障害予防も考えながら、戦略的な育成をしてみましょう。

なるべく早くできるようになってしまう仕組みづくりを
投球障害予防を含めてできるようにしてしまう。
そんな教えすぎない教え方で、指導をわかりやすくしてしまおうと
当院の投球法研究室では指導法研究と実践指導をおこなっています。
ご参加ください。ご連絡お待ちしています。