
今回は、少年野球の2塁手の守備課題17項
「細かすぎる編」です。

5サード・6ショートとくらべると
「カラダが小さい・線が細い・動きが劣る。」というイメージがありましたが、
チームが充実して優勝を狙えるようになってくると
【守備の弱点】のイメージだったポジションは逆転し、
職人技・玄人好み・動物的感性と表現されるような
選手の存在が欠かせないものになりました。
そんな選手に出逢えたらからこそ、
セカンドの守備課題は成熟していきました。
細かすぎる編です。
では、
具体的な守備課題を明記して
各ポジションの動きをあらかじめ伝えられるようにして
練習でできるようになって欲しいと伝えていました。

他のポジションと違って
不思議なほど、どんどん成長して・どんどん技を吸収してしまう選手によって
変更・更新をさせられ、
種々の状況設定に対応できる、
組織的ディフェンスを練習する
楽しみを広げてくれました。

2塁手守備指導課題⑰面白さを理解すれば高校レベルの技も熟す
ポイント
- ゴロの捕球から送球:「投げやすい型で取る」
- 後ろのフライ:「テニスボール&ラケットで感覚を養う」
- 1 塁うしろのフライ:「ファーストは後向き、セカンドは横向き」
- 挟殺ランニングスロー:「近い距離は、利き手と同じ側の足を前にふみだして投げる」
- 複数走者の挟殺プレー:「走者 1・3 塁の 1 走盗塁時(捕球/捕球+送球/無捕球の判断)」※重要なのは眼の動かし方・顔の向き
- 走者 1・3 塁の 1 走盗塁時の守備位置:「1・2 塁間の 3/5 に立ち、3 走の動きを観察する。」(だれの指示でもなく、3 走をアウトにできる時とボールがそれた時は捕る。)
- 捕球タッチプレー:「走者の足を見てタッチより大切なのは???ボールを取ること)」
- 2 塁牽制:「(遊撃手or)二塁手とボールが 2 塁ベース上で出会うタイミングで」
(前回り牽制/後ろ回り牽制/足上げ前回り牽制/ストレッチ牽制)など - 2 塁牽制:「牽制アウトを取る極意」
「どれだけ相手に牽制球がくることを悟られないか?」
「気配を消す」:走者の死角に入るには?
「一発勝負 」
1.投手は、セットポジション後1.2.3.のリズムで(捕手が合図をしたら)動き出す事。
2.二塁手(遊撃手) は1.2.3.でダッシュ。
3.3のタイミングの走り始めの一瞬でベースの位置を目で確認する。
4.投手の投げたボールを捕りタッチアウトにする。
※早く動きすぎて走者のリードを少なくさせないこと。アウトにできるかは 1 回勝負です。 - 捕球後素早い送球:「+ダブルプレーの足さばき+グラブトス+利き手バックトス」
- 1 塁ベースカバー:「1・2・4・7・9は、ベースカバーをする献身的な姿勢をたたえよう」
- 中継プレー:「先ずは自分の入る場所は、自分で見ること」
- 背中回りの送球:「1・2塁間のゴロを2塁へ送球」「1・2塁間のゴロを1塁へランニングスロー」
- パスボール/ワイルドピッチ/打球に対する声だし
- 32.5mワンバウンドスロー:「対角線を正確なワンバウンドスロー」
- 3 走牽制球・ピックオフプレー:「偽装スクイズフォーメーション」
- スクイズの守備:『走者も打者も見えているポジションだから』3走の動きと打者の動きを観察して、スクイズスタートダッシュ
⑰項では足りない、他の世代の2塁手ではできない。もしくは、他の選手には練習時間が足りない。
ので、2塁手の練習課題はここまでしか掲載しなかった。というのが偽りのない事実です。
この練習課題を静かな表情で進めていくあの小学生の感性はすばらしかった。
合理性は確実性も高い。彼の方法は大人を凌駕、基礎理論に疑問符
1項)ゴロの捕球から送球:「投げやすい型で取る」
ここでは小4小5だったころの2塁手の彼の奇妙な癖に着目したエピソードから書いておきます。
強めの低いバウンドゴロをノックで打つのが選手にも知られたコーチがいまして、
「正面で良く見て捕れ!」ってよくあるアドバイスなんです。
「正面で良く見て捕れって!」っていわれてるんですが、
彼はその早いノックを「本当に、良く見ていて捕っているんです。」
逆シングルで!
他の子たちは勇気を振り絞ってボールに向かっているんです。
当然、捕れることもあれば、捕れないこともあります。
彼はうまく捕ってしまうので、
疑問を持ちました。
彼は「ボールが怖い」といっていました。
非常に合理的な発想でした。
正面は怖いけど、「良く見て捕れ」はこうすればいい。
教えなくても姿はカッコイイプレーでした。
- 2遊間の打球は、逆シングルでダイビングキャッチをしたり
- 勢い良く走りこんで、スライディングキャッチをして方向転換、1塁送球
正面は『捕るところが見えないから』ってボソッといったんです。
彼の練習中のゴロ捕球の確率が良いので
- 1.2塁間は、からだ左側の横で捕る
- 正面は、バウンドの落ちる時と上がり際を逆シングル、または「基本通り」
- 2遊間は逆シングル、正面に回り込めるときはバウンドの落ちる時と上がり際を逆シングル、または「基本通り」、左側の横でも有り。
という彼のスタイルを私の指導マニュアルに書き替えました。
「正面で捕れ、カラダに当てろ」は怖くない打球の時にやる。教科書通りの良いプレー。
怖くない打球の時に「イレギュラーしたら体に当てられるように、正面で取れ」
ぐらいの軽い扱いにしましょう。と全コーチに納得してもらいました。
あとで聞いてみたら他の選手は、
- 痛いけど怖くない
- 痛いし怖いけど・・・
- 怖いです
- 怖くも痛くも無い
みんなそれぞれ違うんですよ。
たくさん選手がいるわけではないので、
守備率の高い彼がセカンドに定着していくんです。
後付けですが、逆シングルで捕った方が、投げやすい場面は多いんです。
ふつうのキャッチングは逆シングルですし、逆シングルは捕球がみえますから。
17項)スクイズの守備:『走者も打者も見えているポジションだから』3走の動きと打者の動きを観察して、スクイズスタートダッシュ
- 「練習でできないことは試合ではできない。」
- 「練習でやってきたことで勝負する。」
日頃からの努力をうながすためにも、よく言ってきた言葉ですが、
彼の判断がチームを救った名場面です。
スクイズを警戒していた我がチームのセカンドが、走者と打者の動きからスクイズ有りと察してダッシュ一番、
打球を投手前で捕球、投げずに走者を足で追い本塁上でクロスプレー、タッチアウト!
こんなプレーは大人サイズのグラウンドでは中々見られません。
少年野球サイズでも、走るスピードさえあれば超美技が生まれることを見せてもらいました。
大人の野球と子どもの野球なんですが、
他種目・他競技ではないか?という発想が優勝・常勝には必要だと
感じさせてくれました。
気が付く、気が利く、気が回る、プレーに湧けばドヤ顔
10項~15項などについては、普段の練習からも幾度となくあらわれる場面です。
チームの指導者が練習課題に挙げている項目を
理解していてくれれば、
選手は、実はすばらしいドヤ顔で
猛アピールしてくるんです。
選手と一体になれる一瞬です。
小さな成功体験を共有してこそ、大きな成功体験の可能性があるのです。
できそうなことを10項
ここからで良いんです。
選手を伸ばす練習課題を作ってみてください。
小さな成功体験を共有できます。
メモ
最後までお読みいただきありがとうございました。
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