
今回は、投球法や技術指導中よく使う言葉についてお話します。
指導中に心がけている「小学3年生にもわかるように」するコツをご紹介いたします。
少年野球指導マニュアル パパコーチに伝えたい「うまくなるキーワードをつくるには」
野球は何が大変か?
指導者でも状況判断がわからなくなるほど、
一球一球やるべき事が目まぐるしく変わります。
投球の速さ、打球の速さ以上に、状況変化・状況判断のはやさが難しいスポーツです。
選手が覚えてほしいことを頭の中でテンポよく整理しやすいように伝える
試合中に、次の場面で何をするべきかわかっていないと、
声を掛け合ったりできませんし、
声の出せない子は、間違えて違うことを言ってしまうのを恥ずかしがる傾向があります。
(逆に、声の出る子は、間違えて違うことを言ってしまうのを恥ずかしがらない傾向があります。〈笑ってごまかしちゃう〉)
「バッチ来い!バッチ来い!」大声で言っている選手にボールを持たせたら
ありえないプレーをはじめたりする場面に出会ってしまうのが、
少年野球あるあるです。
声が出ないことは、声が出ていないだけのことです。
次のプレーを間違えずに準備できるようになってくれば
小さな身振り手振りもかっこよく、さまになってきます。
頭の中にキーワードを浮かびやすくしてあげましょう。
3~5個のキーワードで、韻を踏んだり・リズムがつく言葉をつくる。
例)コントロールを磨くには
- 一定のリズムで
- 一定のタイミングで
- 一定のリリースポイントで
例)ミスをしてしまった選手には
注意さえしていれば次は大丈夫だよな?
- 間違えば
- 間違えただけ
- 間違えなくなる
例)外野手がボールに飛び込んで良い時は?
- 絶対に取れる時
- 取れなくても後方に転がらないとき
- 取らなければ負ける時
- 走者の進塁があっても、勝敗を決めることが無いファウルフライ
例)スポーツがうまくなる3要素(順番を間違えてはいけない)
- 正確に
- 早く
- 強く
例)積極的なバッティングとは
- 狙い通りにできる球を打つ
- 狙い通りにできない球を打たない
例)打者は打席に向かうときに、何をしなければいけないか考える。
- 出塁する
- 走者を進める
- 走者を還す
例)2塁牽制(ショートが入る際は?)
- 走者に近づかない
- 動き始めの3歩のスピード
- 走者が投手から視線を外した一瞬
- 走者の帰塁走路に入る
- 気配を消して一発勝負
などなど
いろんな状況で、「○○になったら、○○してほしい」を伝えやすく
できるかぎり、いつも同じ言葉で表現をするようにしていました。
選手には3~5択の問題集を解いていくスピード感を持ってもらう。
野球は失敗しても、あとあと取り戻すこともできる。
確率の高いプレーが勝利に結びつく、
確率の高いプレーのできる選手がレギュラーになりやすい、
確率の高いプレーのできる選手が評価されやすい、
競技だと思います。
したがって、一度失敗しても直後のワンプレーに続けてミスをしないことが
とても評価されます。
速い展開で、正解を繰り返す思考が大切ですね。
- 正確に
- 早く
- 強く
です。(順番を間違えないことが評価されます。)
投げ方・打ち方など実践指導は、投球法研究室にお電話ください。
ご連絡お待ちしております。